
「オークションサイトで商品を販売しているけれど、梱包資材はどれを選べばいいんだろう」と困っていませんか?
配送に使う資材選びは、ネットショップの利益率をアップするためにとても大切です。ここでは、ネットショップでの発送方法について確認していきましょう。
オークションサイトの発送方法選びはコストダウンのチャンス
ヤフオク、メルカリ、ジモティーなどが現れ、ネットショップ運営は手軽なものになりました。出品が簡単になり、自社で通販サイトを運営している企業や個人事業主でも、自社サイトだけではなく、オークションサイトを利用している場合が多いくっています。
オークションサイトなどのサービスを利用するメリットは、新しいお客さんを獲得できることです。利用者がたくさんいるので、それだけ商売で成功するチャンスがあります。
ですが、商品が売れる個数が増えると、配送の悩みが出てきます。1回あたりの配送料を50円節約できたとしましょう。月間の販売回数が30個であれば、1,500円の節約ですが、毎月300個売れるようになれば1万5,000円の節約になります。販売個数が少ないと、影響が少ないと考えてしまいがちな配送コストですが、個数が増えると大きな節約が期待できます。
配送会社との契約を見直すことで、配送料を大きく削減できる場合もありますが、最近は運送会社も人材不足ですから、配送料を安くしてもらう交渉が難しくなってきています。そこで、積極的に取り組んでおきたいのが、梱包資材の見直しです。
梱包資材「ダンボール」の特徴
配送にダンボールを使っているネットショップが多いですが、ダンボールにはメリット・デメリットがあります。紙の梱包袋の方が配送料を削減できる場合もあるほどです。梱包資材としてダンボールが適切なのか、特徴を確認していきましょう。
ダンボールはどこでも買える
ダンボールはスーパーやドラッグストアなど、商品の仕入れを行っている店舗であれば、無料でもらえます。ですが、ネットショップの配送に、無料でもらってきたダンボールは使えませんよね。
もらいもののダンボールではサイズが統一しづらいですし、見た目も良くありません。ですので、ダンボールを購入することになります。代表的なダンボール購入場所は下記等です。
- ホームセンター
- 郵便局
- 宅配便の通販サイト
とくに、ホームセンターのダンボールはさまざまな種類が用意されています。サイズはもちろんですが、ダンボールの厚みや色なども、選べるので、配送のダンボールにこだわりがある場合は、近所のホームセンターで探してみると良いでしょう。
頑丈でエコ!
商品の発送にダンボールを利用するメリットは、頑丈さです。ダンボールは耐久性が強く、書籍などの重量が大きい商品でも、底が抜けずに配送できます。
また、再生紙を使っているのでとてもエコな梱包資材です。ダンボールの原料は、パルプ(木材)ですから、木や草などから作られています。
ですが、最近のダンボールはリサイクル製造されたものが多く、原料のほとんどはダンボールです。ほとんどのダンボールに、主原料がダンボールであることを示すリサイクルマークが書かれています。
処分が面倒な点がデメリット
ダンボールは商品を配送する側からすると、都合が良い梱包資材です。耐久性があるので、安心して商品を配送できますし、リサイクル資材なのでネットショップ運営者としてのイメージも良いでしょう。
ですが、商品を受け取る側からすると、ダンボールは迷惑だという印象を持つことがあります。神奈川県の座間市や横浜市が公開している、ゴミ処理に関する市民を対象にしたアンケートでは「ダンボールは重いから運ぶのが大変」といったネガティブな声が目立っています。
商品を受け取るお客さんの立場にたつと、処分が面倒なダンボールよりも、簡単に捨てられる梱包資材の方が良いと言えるでしょう。
コストを抑えるならダンボールよりも紙の梱包袋
ダンボールより、1つあたりのコストが安く、頑丈な梱包資材といえば、紙の梱包袋です。特徴を見ていきましょう。
紙の梱包資材選びのポイント
- 封繊シールがついている
- 配送実績がたくさんある
- まとめ買いで安くなる
封繊シールとは、梱包袋についている封をするためのシールのことです。きちんと梱包するために、ガムテープやのり付けをする場合もありますが、封繊シールがついていると、短時間で梱包ができるので、配送準備の時間削減につながります。
紙の梱包袋は、強度がさまざまです。ダンボールより料金が安いですが、強度があまりに下がってしまっては、商品の配送には使えません。そこで、過去の配送実績をきちんと公開していて、信頼ができる梱包袋を選ぶことが大切です。
100円ショップよりもネットでまとめ買いがお得
紙の梱包袋は100円ショップでも購入することができます。ですが、通販サイトで商品を販売している人は、まとめ買いをした方が確実にお得です。梱包袋を販売しているサイトのなかには、まとめて購入すると、1つあたりの料金がかなり安くなるところもありますから、まとめ買いの割引が適用されるお店から購入することがオススメです。
まとめ
ダンボールは頑丈で、商品を配送する側からすると便利です。しかし、処分の手間がかかり、商品を受け取るお客さんからすると迷惑でもあります。
その点、紙の梱包袋であれば処分はとてもラクです。たくさんの発送を行うのであれば、コスト面から考えても紙の梱包袋の方がおすすめです。商品発送に迷ったら、ネットショップ運営者も商品を受け取るお客さんもメリットが多い、紙の梱包袋を利用してみましょう。