
「プチプチ」「エアーキャップ」など、たくさんの呼び名が存在する気泡緩衝材。製造メーカーごとに呼称が異なるため、ネットショップ利用で購入する際には要注意です。
また、気泡緩衝材は梱包する際に凸面を内側と外側のどちらにするのか迷いがちです。梱包方法について理解して、製造メーカーごとの商標をチェック、気泡緩衝材を通販サイト運営に役立てましょう。
気泡緩衝材の凸面は製品ごとに内側と外側を使い分ける
気泡緩衝材を製造している会社を調べたところ、凸面を内側と外側のどちらに向けるか、明確な使用方法が定められていませんでした。気泡緩衝材の使用範囲が広いため、「凸面は外側にして使用するべき」と一概に言えないということでしょう。
すき間ができる製品の梱包には凸面を外側に
梱包する製品がすき間ができやすいデコボコがあるものの場合は凸面を外側にしましょう。すき間がある製品の梱包に凸面が内側を向いていると、気泡緩衝材が破裂してクッション効果が期待できなくなります。
パソコンの基板など、デコボコが多い製品はクッション面を外側に向けましょう。
ツルツルした製品は凸面を内側に
表面が整っていて、ツルツルしている製品を梱包する場合、気泡緩衝材の凸面は内側に向けると良いでしょう。
例えば、一升瓶やワインなどのグラス製品を梱包する場合は凸面を内側に向けることが多いです。表面がツルツルしている製品の場合、内側に向けた方がすき間ができづらく、製品にキズがつくことを避けやすくなります。
一般名称はプチプチやエアーキャップではなく「気泡緩衝材」
「気泡緩衝材」がきちんとした名前ですが、一般的に呼ばれる名前は「プチプチ」「エアーキャップ」「キャプロン」などが主流でしょう。
実はこれらの呼称は気泡緩衝材を製造している会社が取得している商標です。以下の表を参考に製造会社と商標を確認してみましょう。
製造会社 | 商標 |
酒井化学工業株式会社 | エアーキャップ |
川上産業株式会社 | プチプチ |
酒井化学工業株式会社 | ミナパック |
株式会社ジェイエスピー | キャプロン |
もりや産業株式会社 | エコロガード |
株式会社和泉 | エアセルマット |
北海道サンプラス株式会社 | サンマット |
通販でお得に購入できる
上記の表の中で最もポピュラーなのが川上産業株式会社が製造する「プチプチ」でしょう。川上産業は昭和43年(1968年)に創業された会社で、従業員500名弱の大きな企業です。
川上産業はプチプチに関する情報発信を積極的に行っており、Youtubeチャンネルや「プチプチ文化研究所」と言う自社メディアを通してプチプチの歴史や耐久性の実験結果などを面白おかしく公開しています。
自社サイトでの通販も行っており、バリエーション豊かなプチプチが用意されていますから、プチプチの購入先に迷ったら川上産業の「プチプチSHOP」を利用してみるとよいでしょう。
ちなみに、1963年創業の酒井化学工業株式会社でもネット通販が運営されており、数量限定の割引セールが開催されています。割引のタイミングをうまく狙って酒井化学工業株式会社からエアーキャップを購入するのもよい選択です。
気泡緩衝材とセットで梱包袋の選び方も要チェック
気泡緩衝材は商品を安全にお客さまの手元へ届けるためには欠かせないアイテムです。ですが、梱包袋の選び方も合わせてチェックしておく必要があります。
- 晒し100グラム以上
- 月間1万個以上の配送実績がある
- 中身が透けない
梱包袋の頑丈さ、信頼できる配送実績、お客さまのプライバシーなどを考慮すると上記3点は少なくともカバーしている梱包袋を選びましょう。
気泡緩衝材と梱包袋で安全な配送を実現しよう
「プチプチ」と呼ばれることが多い気泡緩衝材ですが、梱包する製品ごとに凸面を外側にするか内側にするか決まります。配送する製品の特徴に合わせて梱包方法を工夫しましょう。
また、気泡緩衝材だけではなく、梱包袋の選定基準を持っておくと、配送トラブルやクレームを避けやすくなります。気泡緩衝材と梱包袋の組み合わせを工夫して、安全に商品を配送しましょう。